Fさんのタイでのお見合い結婚

 当会では、「お見合い結婚です」と表明したのは、私(F)とGさんだけだったろうと思います。少数派の情報になってしまいますが、情報としてなるべく事実に則して淡々と書いてみたいと思います。情報が無いための思い込みや偏見を少しでも無くしたいという趣旨です。

 国際結婚業者は、玉石混合だろうと思います。悪質業者の噂も沢山聞きます。むしろ良い業者はほとんどいないと考えていた方が安全だろうと思います。見合い希望の女性も色々な女性がいるようです。ここで書きたいのは、私の一つの体験ということだけであって、国際見合結婚を勧めるものではありません。

見合いするまで

     私は3人の小さい子を引き取って離婚しました。平成10年5月頃のことです。当時の子供の年齢は4歳、2歳、0歳でした。最初は、全ての子を私がみていましたが、実家に帰省したときに「0歳の子を暫く預かってあげる」と私の母親が言ってくれたので、1週間預けるつもりで預けました。しかしその後、引き取ることはできませんでした。一番下の子は現在4歳ですけども、今でも私の実家に預けたままになっています(できれば来年4月に引き取りたいと考えています)。

     離婚して子供達を引き取るということは、自分で決めたことでしたが、実家に遠いこともあって、仕事と育児・家事との両立には大変苦しみました。ほんのちょっと子供を預かってもらうということができないために出張、残業が難しくなって、夜のお付き合いもできないで、職場の人間関係も難しくなってしまいました。

     平成12年4月頃です。児童養護施設に子供達を入れた方が、私と子供達のためにもなるのかもしれないということで、児童相談所に相談に行きました。相談員から言われたことは、簡単に言えば、「虐待が無いのであれば、実親が育てた方が良い。児童養護施設の子供達は自己肯定感が弱いために、進学もなかなか儘ならない」ということでした。

     「子供達と一緒に生活していこう、そのためには再婚相手を捜そう」と決意しました。その当時の私は子供が小さいこともあり、私以外の人が子供の世話をすることが想像できませんでした。「再婚するが、新しい妻を家政婦やベビーシッターにはしない。私が子供達の世話をする。妻には、私を支えて欲しい」というのが、再婚後の家庭構想でした。

     お見合い会社に電話し、情報をとりましたが、「子連れのお母さんは相手が見つかるかもしれないけども、男性の結婚難の今は、子連れの父親は相手がいない」ということが判りました。それで、外国人との見合い結婚を考えました。平成12年5月頃のことです。

     全国には外国人とのお見合いを斡旋する会社が沢山あります。一番沢山見つけたのが中国人とのものでした。その次がフィリピン。タイというのは、ロシアなどと同じぐらいで3番手グループぐらいです。比率的には中国6、フィリピン3、その他1ぐらいでしたから、中国人とフィリピン人がほとんどです。日本から近い韓国は、生活程度が高くなって、そういう対象から外れたものと思います。外見的には中国人が日本人と同じなので人気があるのでしょう。フィリピン人はフレンドリーな性格が好まれるのだろうと思います。

     中国人は、最初から余り対象と考えていませんでした。テレビで偽装結婚という内容のものを見たことがありました。「ある中国人女性は、最初から日本へ行くためにだけに日本人と結婚して、日本へ着いたら逃げてしまった」という内容のものを見たことがあったのこともあります。中国人女性は弁がたちすぎ、日本人女性よりも遥かに気が強そうなイメージがありました。小さい子供達が沢山いる私の妻として適当であるというイメージは湧きませんでした(中国人および関係者の方、ごめんなさい)。

     フィリピン人は、フレンドリーで私は大好きです。でも、私は自分がキリスト教会へ毎週行きたくないので、カトリック教徒の多いフィリピン人は結婚相手としては考えられませんでした。

     最初からタイ国には惹かれていました。沖縄に通算8年ぐらい住んだことがありますが(今でも沖縄が一番好きな土地です)、沖縄の地酒の泡盛は、昔からタイ米を使っています。前からタイ国には何となく親近感を抱いていました。仏教国というのも惹かれる点でした。仏教には昔から関心があります。

     1ケ月ぐらい考えた後、「タイ人との結婚」が良いだろうと思いました。業者は大阪の業者を選びました。

    つづく