チャンプァのタイ道中番外編
6年半ぶりのタイでも闘う

 という訳でタイにまた行ったのである。実に6年半ぶりだ。もう行けないだろうと思っていたが、行けたのである。私は実感した、諦めてはいけない・・と言うか、もう無理! と考えないことだろう。 さて6年半ぶりのタイだが、どうして6年半ぶりなのか? 何故また行ったのか? それはどうでも良いとして今年の3月に行って来たのである。

 昔宿泊していた宿にも行ってみたが、その隣にあるゲストハウスを見て驚いた。レノゲストハウスという所だが、見事なまでに変貌していた。これはもうゲストハウスの粋を超えホテルになっているではないか・・。なんてこったい。あまりの変貌ぶりに私はそこを無視したのである、と言うかそんなことはどうでも良いのだ。その隣の隣にあるカフェの件だが・・カフェの件だがと言っても知らない人には『そんなこと、言われても・・』と思うだろうが、別に思わなくていい。なぜなら私が勝手に冷蔵庫のコーラを飲んだこともまだばれていないからだ。

だからそのカフェだが、『オカマのマスターがまだいたと言うのが嬉しかった!』ということが言いたかったのだ。と言っても私は別にホモではない。解かって欲しいのは、そのオカマのマスターに会えて嬉しいのではなく、見れて嬉しいのだ。会うのと見るのとの違いを理解しないと地球は破壊の道を歩むことになる。どうだ? それならみんな困るだろう? 困らない人は話したくないのであっちに行ってくれ。

 まぁ、それは良いとして、カオサンロードはガラが悪くなったのものだ。日本人も昔と違いウヨウヨしているし、おまけにガラが悪いのも多い。深夜2時頃私は懐かしのカオサンロードまでトゥクトゥクで行き、練り歩いていたのだが、そこへ日本人の若き酔っ払いグループ5人が前から向かってきたのである。私を見ている。しかもこともあろうにガンを飛ばしている。『なんなんだ? ここの変貌ぶりは・・・』。私は落ち着いていた、まさにミルコ・クロコップのように冷静沈着にその子に話しかけた。

    「お前、誰を見ている? もしかして私か?」

若者は言った。

    「お前、邪魔だ! どけよ、おっさん・・・・

 実はこのおっさんで少しむかついたが、まぁ、いいかと我慢した。何故ならこの6年で確かにおっさんになったかもしれないからだ。私は言った。

    「私か? おっさん・・・・って」

そう、言うまでもなく実は『まぁ、いいか』と思って無かったのである。

    「おっさんかどうか試して見るか?」

とまさにミルコのごとく静かにオーラを放ちながら若者に尋ねた。若者は「チッ」と唾を吐きながら道をそれたのだが、私は実はまだ根にもっていた。

    「待てよ、若いの、一発殴っていいか? たぶん一発で死ぬけどね、君」

と追い討ちをかけてしまった。 『まだまだ私も未熟者である・・って言うか、俺って若いじゃん?と急に気分が良くなり、その後若者達のことを頭に浮かべながら・・

    ありがとう、バカ者ども。君らのお蔭で若いってことがわかったよ。さんきゅ〜・・・

そうして6年ぶりのタイ・バンコックの夜は過ぎていったのであった・・。


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