日・タイ婚姻法 日本人とタイ人の婚姻・入国手続、子に関する諸手続

第5章 再入国許可申請

    概説

       タイ人妻(夫)は、日本人の配偶者等もしくは永住者の在留資格により、日本に在留しています。日本在留中にいったん日本から出国して、タイに帰国しあるいは諸外国へ観光や仕事などで赴くこともあります。そして、在留期限の満了する前に、再び日本に入国して日本での生活を再開することになります。

       このように、在留期限内に再入国する意思で日本から出国しようとする場合に、「再入国の許可」を得るべきことになります。もし、再入国の許可を得ないで出国しますと、在留資格を喪失することになります。

    提出書類

      • 再入国許可申請書

        ● 再入国許可申請(法務省)

      • パスポート

      • 外国人登録原票記載事項証明書

    手続の概要

      審査

         再入国許可の審査は一般に極めて容易で、申請書1枚を提出すれば、即日、許可してくれるのが普通です。

      シングルとマルチ

         1回出国し1回再入国できるシングルと、何度でも出入国できるマルチがあります。

         法の建前では、相当な理由があるときにマルチの許可を与えることができるとされています。現実には、マルチの申請をする場合には理由を書く欄が2行ありますので、「実父が病気であり、看病をするために数回に渡って出入国をする必要がある」などと記載しておけば足りるようです。
        そこで、どちらを申請するかですが、再入国許可をもらう時点での残在留期間(即ち再入国許可の有効期間)や帰国の予定、費用の点など勘案して決めれば良いように思います。

      費用

         シングルの場合は印紙代3,000円、マルチの場合で6,000円です。手数料納付書に印紙を貼付し、納付者として本人が署名します。

      許可の証印

         再入国許可がありますと、パスポートに許可の証印が押されます。有効期間の開始日、満了日、シングル・マルチの別などが記載されます。

      有効期間

         有効期間の開始日は許可の日です。有効期間については、入管で許可される最長が3年間という規定があります。よって、有効期間満了日は、

        1. 「日本人の配偶者等」で在留期間1年の場合には、その在留期限満了日まで
        2. 「日本人の配偶者等」で在留期間3年の場合には、許可日から3年間もしくは在留期限満了日のうち、早く期限が到来する日まで
        3. 「永住者」の場合には、許可の日から3年間

        となります。在留期限が残存している場合(在留期間3年もしくは永住者の場合)で国外にいるときは、在外公館(在タイ日本大使館など)で、再入国許可の有効期間延長許可を受けることが可能です。ただし、有効期間の延長は再入国許可の期限が切れる前に申請してください。

      許可基準

         不許可となる場合があるのは、

        1. 現に退去強制手続中であること
        2. その他、再入国許可することが適当でない場

        とされています。bについて具体的には、

        1. オーバーステイにより起訴され、執行猶予つきの懲役刑を宣告されたが、在留特別許可を得た場合。
        2. 1年以上の懲役刑に処せられ、上陸拒否事由に該当する(入管法5条4項)が、上陸特別許可を得た場合。

        であるとの情報があります。

(続)


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